毎年の年次点検、きちんと荷重試験を実施している——そう思っていても、使っているウェイトの精度が曖昧なら、その検査は「やったつもり」で終わっているかもしれません。今回は、意外と見落とされがちな「ウェイトの正確さ」という問題を、現場の安全と法令の両面から掘り下げてお話しします。
そもそも、ウェイトの「重さ」が問題になる理由
荷重試験とは、定格荷重とまったく同じ重さの荷を吊って、クレーンの動作に異常がないかを確認する検査です。つまり、試験で使うウェイトの重量が5トンの定格に対して4.5トンしかなければ、本来発見できたはずのブレーキの滑りや安全装置の不具合が見逃されたまま「合格」になってしまいます。
重量が不正確なウェイトで行う荷重試験は、「目盛りのずれた体重計」で健康診断をするようなもの。
重量が不正確なウェイトを使い続けると
01 安全装置の不具合を見逃す
過負荷防止装置や巻過防止装置は、正確な荷重がかかって初めてその動作が確認できます。軽すぎるウェイトでは装置の異常が表面化しません。
02 検査記録が法的に無効になりうる
労働基準監督署の調査が入った際、重量不明の代用品で行った試験は「適切な荷重試験」と認められない可能性があります。
03 事故発生時の法的リスクが跳ね上がる
「検査はしていた」という記録があっても、精度が証明されていなければ、事故発生時に会社の過失責任が問われることになります。
「計量証明検査済み」とはどういうことか
(一社)日本海事検定協会などの公的機関が行う計量証明検査とは、ウェイトの重量が法的に正確であることを第三者機関が証明するものです。ウェイトに表示された重量が実際の重量と一致していることが、書類として担保されます。
Q. 一般的なウェイトとの違いは?
市販のウェイトや自社保有の重りは、製造時の誤差が数パーセントあることも珍しくありません。計量証明済みのウェイトはこの誤差が厳しく管理されており、検査結果の信頼性が根本から違います。
Q. 年次点検以外でも必要ですか?
クレーン等安全規則第34条により、年次の定期自主検査では荷重試験の実施が義務付けられています。月次点検や作業前点検では任意ですが、異常を早期に発見するためには定期的な荷重確認が有効です。
500トン以上の保有量と、ワンストップ対応が強み
有限会社甲新クレーンが保有するウェイトは、すべて(一社)日本海事検定協会の計量証明検査を受けています。保有総量は500トン以上。小さなクレーンから大型設備まで、幅広い定格荷重に対応できます。
さらに、ウェイトのレンタルだけでなく、搬入・玉掛け・構内移動・検査立ち会いまで一社でまとめて対応。「ウェイトを借りたはいいが、吊り方がわからない」「複数台あって移動が大変」といった現場の悩みをまるごと引き受けます。
💬 ご利用いただいたお客様より
“検査用ウェイトの手配を忘れていて、急遽お願いしたにもかかわらず、すぐに対応してもらい検査日を変更することなく助かりました。”
“定格荷重の検査用ウェイトを吊ったところ、ブレーキの滑りが判明しました。今まで気が付かなかったのですが、すぐに調整・修理をしていただき、従業員も安心して使用できるようになりました。”
📋 この記事のまとめ
✅ 荷重試験は「正確な重量のウェイト」を使わなければ意味がない
✅ 計量証明検査済みウェイトは、試験結果を法的に証明できる唯一の手段
✅ 重量不明の代用品は、安全装置の不具合を見逃し、事故時の法的リスクも高める
✅ ウェイトの調達から検査立ち会いまで、ワンストップで任せられる業者を選ぶのが得策
有限会社甲新クレーンのウェイトレンタル
創業50年以上、静岡県焼津市から全国へ。(一社)日本海事検定協会の計量証明検査済みウェイトを500トン以上保有し、搬入から検査立ち会いまでワンストップで対応します。クレーンの点検・修理についてはこちら(koushin-crane.com)をご覧ください。ウェイトレンタルのご相談・お見積りはweight-rental.comから無料で承っています。
ウェイトの「正確さ」が、現場の安全と会社の信頼を守ります。
ぜひ甲新クレーンにご相談ください。

