日本は地震大国です。近年、各地で大規模な地震が頻発しており、工場の設備や作業の安全について、改めて見直す必要性が高まっています。
特に、天井を走行するクレーンは、地震発生時に大きな危険を伴う可能性があります。
「もし、クレーンで荷物を吊り上げている最中に地震が起きたらどうなるのか?」
このリスクについて深く考え、今すぐできる対策を確認しましょう。
1. 稼働中のクレーンが地震で直面する3つのリスク
クレーンが稼働中、または荷物を吊り上げた状態で地震が発生した場合、以下の深刻なリスクが発生します。
① 荷の落下・振れによる二次災害
最も危険なのが、吊り荷の落下です。地震の揺れによって、吊り荷が大きく揺れ動き、作業員や周囲の設備に激突する可能性があります。また、落下した荷物が、他の生産設備や電気系統を破壊し、二次災害を引き起こすこともあります。
② クレーン本体の脱線・転倒
激しい揺れによって、クレーン本体が走行レール(ランウェイ)から脱線したり、走行できなくなる可能性があります。特に古い設備やメンテナンスが不十分な場合、構造的な結合部分が損傷し、機能が停止するリスクが高まります。
③ 走行レールの損傷
地震による建物の歪みは、クレーンが走行するレールに大きな影響を与えます。レールが歪んだり、継ぎ目に段差が生じたりすると、地震収束後もクレーンを安全に走行させることができなくなり、復旧に多大な時間と費用がかかります。
2. 今すぐできる!地震に備えるクレーン対策
リスクを最小限に抑えるためには、日頃からの対策と緊急時の行動計画が重要です。
【予防策】事前の点検と構造確認
- 耐震診断の実施: クレーンだけでなく、それを支える建屋の耐震性を定期的に確認しましょう。
- ボルトの緩みチェック: 走行レールやクレーン本体のボルトに緩みがないか、日常点検で徹底的に確認します。
- 安全装置の点検: 荷重超過を防止する警報装置など、安全装置が正常に機能することを確認します。
【緊急時】発生時の行動計画
- 最優先で「吊り荷の解放」: 可能な限り速やかに、安全な位置に荷物を下ろすことを最優先とします。(ただし、揺れが激しい場合は退避を優先)
- 緊急停止ボタンの周知徹底: 地震発生時の緊急停止ボタンの位置と操作方法を、全作業員に周知徹底します。
甲新クレーンは「災害に強い工場」をサポートします
有限会社甲新クレーンは、クレーンの設置・メンテナンスのプロとして、お客様の工場が災害に負けないためのソリューションを提供します。
荷重試験による構造的な健全性の確認はもちろん、レールの設置や補修工事を通じて、クレーンが安全に稼働できる強固な土台作りをお手伝いします。
「地震に備えて、クレーンの安全性を徹底的にチェックしたい」とお考えでしたら、ぜひ私たちにご相談ください。

